チャンネル登録をお願いします!
↓ ↓ ↓
/ @metcha-gen
【動画解説】
『源氏物語』第4帖「夕顔」の巻は、初心者にも読みやすい単発物語とされています。
しかし、光源氏が夕顔に興味を持ったきっかけや、彼女がなぜ死んでしまったのか、という因果関係には謎な部分も多く、いろんな解釈がなされたりもします。
文学作品というのは「読者との対話」と言われます。登場人物への思い入れやイメージで読み方や解釈が変わる、これは当たり前のことなんですが、「夕顔」の巻は、特に読み手の解釈に左右される面が大きいと思います。
あなたはこの「夕顔」をどう読みますか?
多様な『源氏物語』解釈のひとつの参考になればと思います。
【用語解説】
・雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)
…光源氏17歳の梅雨の夜、4人の貴公子が集まって女性談義をする場面。『源氏物語』第2帖「帚木」に収録されている。
・六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)
…光源氏の愛人の一人で、七歳年上。御息所とは帝の妃をさす言葉だが、彼女は亡き皇太子の妃、つまり未亡人であった。プライドが高く激しい気性の持ち主で、生霊となって夕顔や葵上を呪い殺したとされる。
※乳母(めのと)
…乳母(うば)。高貴な女性が子を産むと必ず乳母がついた。乳母にも子がいるが、その子は共に育てられたこの貴人の従者となるのが通例。
・惟光(これみつ)
…光源氏の乳母子(めのとご)、従者。五条に住まう乳母の実子。
※随身(ずいじん)
…貴人の外出のとき、護衛する従者。
※女童(めのわらわ)
…貴人に仕える幼い女の子
・頭中将(とうのちゅうじょう)
…光源氏の正妻・葵上の兄であり、源氏とは親友。ライバル関係でもある。かつて夕顔と恋愛関係にあり、子供まで設けたが、夕顔は失踪してしまった、と雨夜の品定めで語ったことがある。
・妾(しょう)
…婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。目をかける意味から、「めかけ」とも呼ばれる。
・玉鉾(たまぼこ)
…道。道中。
・十六夜(いざよい)
…陰暦8月16日の夜。また、その夜の月。中秋の名月の翌日なので、朧月夜・夕月夜など趣深い夜である。
・物の怪(もののけ)
…人にとりついて、病気にさせたり死なせたりする悪霊。死霊もあれば生霊もいる。
・右近(うこん)
…夕顔の侍女。光源氏の従者・惟光とは男女関係になっている。
#夕顔 #光源氏 #めっちゃ!源氏物語
コメント