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【古文常識】平安女性の出家は、現世から逃れる唯一の自己表明だった|めっちゃ!源氏物語

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   / @metcha-gen  

【動画概要】
生き方の選択肢が非常に少なかった平安時代の貴族社会。貴族女性が現世の苦痛から救われる唯一の方法が「出家」だったのです。この動画では、平安女性の出家の形とその方法を詳しく説明しています。

【語句解説】
・浄土信仰(じょうどしんこう)
…阿弥陀仏の極楽浄土に往生し成仏することを説く大乗仏教の信仰。


・因果応報(いんがおうほう)
…善悪の因縁に応じて吉凶禍福の果報を受けること。つまり、良い行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。


・藤原道長(ふじわらのみちなが)
…966〜1028年。平安時代中期の公卿。藤原北家、摂政関白太政大臣・藤原兼家の五男。後一条天皇・後朱雀天皇・後冷泉天皇の三帝の外祖父。


・出家(しゅっけ)
…俗世間から離れ、仏道の世界に入ること。


・藤原為時(ふじわらのためとき)
…949〜1029年。平安時代の中流貴族。紫式部の父。官位は正五位下・越後守。


・在家(ざいけ)
…仏教において、出家せずに、家庭にあって世俗・在俗の生活を営みながら仏道に帰依する者のこと。


・尼削・尼剃(あまそぎ)
…垂髪を切って、肩のあたりでそろえる、出家した女性の髪型。


・中宮定子(ちゅうぐうていし・さだこ)
…976〜1001年。藤原道隆の長女、藤原定子。第66代一条天皇の皇后。996年の長徳の変で、窮地の兄たちを匿い、強制捜査が入った時、発作的に自らの髪を切り出家する。彼女に仕えた女房・清少納言が著した『枕草子』には、定子の魅力がふんだんに記されている。


・藤壺宮(ふじつぼのみや)
……桐壺院の妃で、光源氏の初恋の女性。桐壺更衣にそっくりの美貌として桐壺帝に見初められ、14歳で入内。桐壺院死後、出家し女院となっている。


・空蝉(うつせみ)
…伊予介(のちの常陸介)の後妻。光源氏の求愛に対し、一枚の着物を残し逃げ去ったことから、セミの抜け殻にたとえられる。夫の死後、義理の息子に言い寄られ、やむなく出家する。


・朧月夜(おぼろづきよ)
…右大臣の六の君で、弘徽殿女御の妹。光源氏の兄である朱雀帝に入内することが決まっていたが、光源氏と不倫関係になり破談。しかし朱雀帝の寵愛により、後に尚侍(ないしのかみ)となったが、一方で光源氏との逢瀬も密かに続ける、奔放な気性の女人である。


・女三の宮(おんなさんのみや)
…朱雀院の第三皇女。14歳で光源氏の正妻として六条院の春の町の寝殿に入る。かねて彼女に思いを寄せていた柏木と密通し、女三の宮は不義の子薫を出産する。この事実を光源氏に知られ、罪の意識から出家してしまう。


・浮舟(うきふね)
…光源氏の弟である宇治八の宮の三女。薫と匂宮との愛の板挟みに苦しみ身投げするが一命を取り留め、山で行き倒れている所を僧侶に助けられ、そのまま出家を果たす。


・紫の方・紫上(むらさきのかた・むらさきのうえ)
…光源氏の正妻格として扱われる最愛の妻。六条院の春の町の女主人であったが、女三の宮降嫁後、苦悩と孤独感に苛まれ出家を望むもそれを許されぬまま、37歳で病没した。(※本動画では紫の方)

#古典常識 #出家 #めっちゃ!源氏物語

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