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/ @metcha-gen
【動画概要】
『源氏物語』は、恋愛、権力、美、無常感などの豊かなテーマを探求し、これらを象徴的な要素と組み合わせて表現しています。物語を通じて、光源氏の数々の恋愛が描かれていくわけですが、第21帖「少女」では、光源氏の子・夕霧と頭中将の娘・雲居の雁との悲恋、また五節の舞を舞った乙女の「少女」性がテーマです。巻全体にピュアなイメージが醸し出され、光源氏の子供たちへと物語が移っていくことが予感されます。
【語句解説】
・夕霧(ゆうぎり)
…光源氏の長男。母は頭中将の妹である葵上で、夕霧を産んだ直後に亡くなっている。夕霧の名は彼が中心人物になる第39帖の巻名に因んで後世の人がつけたもの。
・雲居の雁(くもいのかり)
…頭中将(葵上の兄)の娘。母は早くに離縁し按察大納言の北の方となっており、祖母に当たる大宮の三条殿で、同じく大宮を祖母に持つ光源氏の子、夕霧とともに養育され、やがて愛し合うようになる。
・頭中将・内大臣(とうのちゅうじょう・ないだいじん)
…左大臣(太政大臣)の息子で、光源氏の義兄(葵上の兄)。光源氏とは恋の競争相手でもあり良きライバル。『源氏物語』の中では官職名で呼ばれ、第17帖「絵合」では権中納言、第21帖「少女」では内大臣となっている。
・浅葱色(あさぎいろ)
…葱藍で染めた薄い藍色のこと。青色よりも緑色に近い。浅葱とはネギの新芽が語源である。平安当時は位階によって官服の色が決まっており、浅葱色の官服は六位以下で貴族として扱われない。
・二条院(にじょういん)
…光源氏の自邸。母・桐壺更衣の実家を光源氏が相続し、改装して暮らしている。二条院の西の対(離れ)には光源氏最愛の妻・紫上が住まっている。
・二条東院(にじょうとういん・にじょうひがしのいん)
…光源氏の自邸・二条院の東隣の敷地に増築された寝殿。西の対(離れ)には光源氏の妻の一人・花散里が住まい、家政の一切を取りしきる。
・花散里(はなちるさと)
…『源氏物語』の第11帖の巻名。またその登場人物の女性の名。容貌はそれほど美しくはないが、姉の女御同様、温和な慎ましい性格で、将来光源氏の重要な妻の一人となる。
・紫の方・紫上(むらさきのかた・むらさきのうえ)
…北山で祖母の尼君に育てられていた若紫を光源氏が見出し、藤壺とうり二つの容姿に惹かれ、さらに藤壺の姪であることを知り執着。祖母の死後、自邸の二条院に引き取り、理想の女性に育てる。後に光源氏最愛の妻として紫の上(※本動画では紫の方)と呼ばれる。
・対(たい)・対の屋(たいのや)
…寝殿造りで、主人の起居する寝殿に対して東・西や北につくった別棟の建物。 妻や子女が住み、渡殿(渡り廊下)などで寝殿(母屋)と結ばれる。
・藤壺女院(ふじつぼのにょいん)
…桐壺院の妃で、光源氏の初恋の女性。桐壺更衣にそっくりの美貌として桐壺帝に見初められ、14歳で入内。桐壺院死後、出家し女院となっている。
・桐壺更衣(きりつぼのこうい)
…桐壺帝の妃の一人で、光源氏の母。桐壺帝の愛を一身に受けたため、多くの妃たちからの嫉妬に遭い心身を病んで、光源氏が三歳の時に亡くなった。
・因果応報(いんがおうほう)
…仏教用語。「因果」は原因と結果。人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある、つまり行為の善悪に応じて、その報いがあるという意。
・大宮(おおみや)
…一院の女三の宮(第三皇女)で、桐壺帝の同腹の姉妹。光源氏のおばにあたる。左大臣の正妻として降嫁し、頭中将と葵の上を産んだ。三条殿に住んだことから、三条の大宮とも呼ばれる。
・源氏物語三大醜女(げんじものがたりさんだいしこめ)
…『源氏物語』で容貌が良くないとされる三人。登場順に、空蝉、末摘花、花散里の三人である。
・新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)
…「新」は新穀を、「嘗」は神様にお召し上がりいただくことを意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りする宮中儀式。
・五節の舞(ごせちのまい)
…大嘗祭や新嘗祭に行われる豊明節会で、大歌所の人が歌う大歌に合わせて、4~5人の舞姫によって舞われる。日本の雅楽で唯一、女性が演じる舞。
・僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
…816〜890年。平安時代前期の僧・歌人。俗名は良岑 宗貞(よしみね の むねさだ)。官位は従五位上・左近衛少将。六歌仙および三十六歌仙の一人。
・土御門殿(つちみかどどの)
…平安左京にあった左大臣・源雅信(みなもと の まさのぶ:920〜993年)の大邸宅。雅信の娘・源倫子が藤原道長の正妻となり、のちに婿入り婚として道長が住まう。
・明石の姫君(あかしのひめぎみ)
…光源氏と明石の君との間に生まれた一人娘。身分の低い母に代わり、光源氏の正妻格である紫の上の養女となって入内。将来今上帝の中宮となる。
・藤原惟光(ふじわらのこれみつ)
…光源氏の乳兄弟という関係にある腹心の家来。『源氏物語』の登場人物の中で本名が明らかにされている数少ない人物の一人である。第21帖「少女」では、摂津守で左京大夫を兼務している。
・左京大夫(さきょうのだいぶ)
…京都の行政機関の長官。京内を「左京」と「右京」の東西に分け、それぞれに左京職(さきょうしき)、右京職(うきょうしき)が置かれた。左京職の長官を左京大夫(さきょうのだいぶ)、右京職の長官を右京大夫(うきょうのだいぶ)という。
・引き歌(ひきうた)
…古歌のフレーズを、後の人が自分の会話や文章などに引用して、古歌の歌意を付け加え、重層的に余情を残す技法。 また、その古歌。
・柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)
…660年頃〜724年。飛鳥時代の歌人。名は「人麿」「人丸」などとも表記される。後世、山部赤人とともに歌聖と称えられている。三十六歌仙の一人。
・筑紫五節(つくしのごせち)
…光源氏の恋人の一人。かつて五節の舞姫を務めた際に光源氏と関係を持った。父親の大宰府への赴任に従って九州に下向していたが、光源氏が須磨に退去していた時期に大宰府での任期を終えた父とともに上京し、須磨の近くを通りかかった際に光源氏と和歌を詠み交わすものの、直接出会うことはなく終わる。
・典侍(ないしのすけ)
…後宮の内侍司(ないしのつかさ)に属する次官の女官。単に「すけ」とも呼ばれた。
長官は尚侍である。位階は従四位であったが、実際には女叙位を受けて二、三位に昇る者も多かった。
・女房名(にょうぼうな)
…貴人に出仕する女房が、便宜上名のった通称のあだ名。「紫式部」や「清少納言」のように、父・兄弟・夫など、家族の官職名を用いてつけられることが多い。
・藤典侍(とうのないしのすけ)
…光源氏の腹心の従者・藤原惟光の娘。光源氏の命令により五節の舞姫となった後、典侍となり、さらに光源氏の息子である夕霧に見初められて側室となり、多くの子を産んだ。
・明石入道(あかしのにゅうどう)
…光源氏の母方の祖父の甥。つまり桐壺更衣はいとこにあたる。父は大臣で、自身も三位中将という高官だったが、播磨守となり、そのまま出家して明石の浦に住まう。娘(明石の君)の良縁を住吉大神に祈願していた。
・緋色(ひいろ)
…濃く明るい赤色。深紅色。四位・五位の位階の者が官服として身につけた。
・六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)
…光源氏の愛人の一人で、七歳年上。御息所とは帝の妃をさす言葉だが、彼女は亡き皇太子の妃、つまり未亡人であった。プライドが高く激しい気性の持ち主で、生霊となって夕顔や葵上を呪い殺したとされる。
・梅壺女御・秋好中宮(うめつぼのにょうご・あきこのむちゅうぐう)
…六条御息所と前皇太子(桐壺帝の弟)との間の一人娘。光源氏の従妹にあたる。朱雀帝即位の時に伊勢の斎宮となったが、冷泉帝の御代に退官。母・六条御息所の死後、光源氏の養女となり冷泉帝に入内、梅壺女御となり、その後中宮として秋好中宮と呼ばれる。
・六条院(ろくじょういん)
…光源氏の中年以降の大邸宅。源融の河原院がモデルとされる。平安京の六条京極付近に造られた四町を占める広大な寝殿造の邸宅で、春の町には紫上、夏の町には花散里、秋の町には梅壺(秋好中宮)、冬の町には明石の君が住まう。
・明石の君(あかしのきみ)
…光源氏が明石に都落ちしていた時に出会った愛人。源氏の一人娘(のちの明石中宮)を産んだことにより、紫の上、花散里に次ぐ地位を得る。父は源氏の母桐壺更衣の従兄弟にあたる明石の入道、母は明石尼君。
・移菊(うつろいぎく)
…晩秋のころ白菊が花弁の端から紫がかってきたもの。花弁に霜が触れるなどして植物組織が損傷を受け色が変わったもので、いわば「霜焼け」に過ぎない。 しかし、平安貴族の紫への愛着から、ともすれば通常の白菊よりも美しいとさえされた。
#少女 #源氏物語 #めっちゃ!源氏物語
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